お隣のケンちゃんはとっても可愛い。おじいちゃんが外国人で、ケンちゃんはクオーターなんだって。だから綺麗な緑の瞳と輝く金色の髪を持ってるの。そんなケンちゃんはみんなにとっても愛されているのに、なぜだかいつも一人ぼっち。だから私が守ってあげなくちゃ。最初はほんとにそう思ったんだよ。でもね、いつのまにか誰にも渡したくないって思うようになっちゃった。私だって可愛いから、私の言うことはみんな信じるんだよ。
ケンちゃんって嘘吐きなの。オバケなんていないのに、見えるって言うんだから。それに大きくなったら結婚するって約束したのに、私のことほっといて勝手にどっか行っちゃった。ひどい。すっごく傷ついたんだから。
今日は結婚式に来てくれてありがとう。私のこと絶対忘れないで。この先もずっと、独りでいてね。私だけのケンちゃん。大好きだよ。